======================================================================
【癒しのことば】Vol.121 2000/11/30
総発行部数:3393部
======================================================================
※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを月~金の毎日お届
けします。
----------------------------------------------------------------------
「失ったものを数えるな。
残ったものを数えよ」
-- ベニー・グッドマン --
----------------------------------------------------------------------
江戸時代の国学者、塙保己一と言えば『群書類従』を編集したことで教科書
に載るほど有名な方ですよね。
『群書類従』は、わが国の古書のエッセンスを集積したような書物で、正編
が1270部、続編が1800部の合計3070部、635巻というもので
す。
こんな大書を編集するだけでも、偉大なことですが、驚くことに塙保己一は
5歳で失明しているのです。
彼は、人より抜きんでた記憶力を持ち、幼い頃から和漢の学問に優れていて、
ついにはこの大事業を成し遂げたのでした。
と……
ここまでは、有名な話ですよね。
では、こんなことはご存じでしたか?
塙保己一は、毎日100回般若心経を読んだそうです、それが100日にな
った時に勾当の位に着きました。
そして、それが持続すること2000日に到達し検校の地位に上ったのです。
さらに後年には、総検校の要職にも昇進しています。
残された彼の記録によれば、般若心経の奉読は、なんと193万50回にも
上ったそうです。
さらには、江戸に和学講談所を設け、多くの門人を指導したのでした。
何とも凄い話ですよね。
私たちは、塙保己一よりもはるかに恵まれた環境にいます。
三重苦を乗り越えて世界中の人々に大きな希望を与え続けたヘレン・ケラー
をはじめ、ハンデキャップを負いながら、世界に貢献するような足跡を残し
た人も数多くいますよね。
私たちが失ったものでなく、今持っている自分のすばらしさにフォーカスす
るとき、本当にやるべきことが見えてくるのではないでしょうか。
そうです。
あなたが望むことなら、どんなことだって、あなたは達成できるのです。
そのための力は、必ずあなたの中にあるはずです。