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【癒しのことば】Vol.36 2000/2/9
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※古今東西の名言から、ストレスを和らげ心を癒すことばを毎日お届けします。
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「自分の世界の広さは「心の広さ」に比例している」
-- ウエイン・W・ダイアー --
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以前、私が勤め人だった頃。
とても嫌な上司に当たったことがあります。
その上司は、えらそうで口が悪く、人を見下した感じでした。
また好き嫌いが激しいのか、人によって態度が全く違うのです。
私は、嫌われていたようで、ことあるごとにイヤミを言われていました。
私は、のんびりしているので、あんまり腹を立てることもないのですが、そ
の時は、本気で怒りがこみ上げてくるときもしばしばでした。
ノイローゼとまでは行かなくても、ちょっと深刻に悩んだりして、その頃は、
職場へ行くのが憂鬱でした。
いろいろ本を読んだり、人に相談したりして、何とか彼のことを受け入れよ
うとしたり、自分のどこかが悪いならそれを変えてみようとしてみましたが、
うまく行きませんでした。
でも、ある時、ほんの少し考え方を変えてみたのです。
「あの上司が変わってくれたらいいけれど、そうはいかないようだ。それな
ら、彼ははじめからそういう人間だと思ってみよう」
そして毎日、今度はどんなイヤミを言うかななどと考えながら、職場へ行っ
たのです。
「さあ、そろそろイヤミを言うぞ。今度はどんなパターンで来るのかな」
と考えていると、不思議にイヤミを言われても、腹が立たなくなって来たの
です。
それどころか、一生懸命イヤミを言っている上司の顔を観察するのが楽しみ
になっても来ました。
イヤミを言われても私が平気なので、そのうち上司は、つまらなくなったの
か私には、あまりイヤミを言わなくなってしまいました。
私は、職場へ行く楽しみをひとつ無くしてしまいました……
よく考えてみれば、私には、
「人はイヤミなど言うべきではない」
という思い込みによる、自分のものさしがあったのかも知れません。
そのものさしに、上司が合わなかったので、腹が立ったり、悩んだりしたよ
うです。
この経験から、私が学んだのは、人を受け入れるのには別に自分のものさし
を全部変える必要は無いのだということでした。
もし、自分のものさしに合わない人がいたとしたら、ものさしを長くして、
計れる範囲を広くすればいいようです。
そして、その度に自分の世界も広がってくるような気がします。

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